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LS-Dynaフォーマットのインプットを使ってOpenRadiossで計算実行する手順

この記事はオープンCAE Advent Calendar 2022の25日目です。

計算投入の方法について

LS-Dyna形式のインプット(.kファイルなど)はOpenRadiossのstarterに読み込ませると、0000ファイルと同様にリスタートファイルと0001ファイルに変換してくれる。

/opt/OpenRadioss/exec/starter_linux64_gf -i *.k -np 4

後はstarterから出力された0001ファイルをengineで指定すれば計算を実行できる。

mpirun -n 4 /opt/OpenRadioss/exec/engine_linux64_gf_ompi -i *_0001.rad

結果処理については、通常のOpenRadiossの計算結果と同様にParaViewなどで可視化できる。

業務終了して就寝するサンタ
業務終了して就寝するサンタ

お借りしたCAD

使用できないカードがあった時

OpenRadiossで使用できないインプットカードがあった場合は、starter実行時にエラーでその個所を表示してくれる。

ERROR ID : 200001
** ERROR IN LS-DYNA IMPORT
DESCRIPTION :
*SECTION_SPH (id: 1, name: SECTION__1) is not supported

全く使用できないカードだとあきらめるしかないが、代替のカードがあれば差し替えて計算は実行できる。このエラーメッセージっを見ながら、宇宙に入ったカマキリさんのRadiossで使用できるLS-DYNA入力ファイル対応表を見て修正を行い再度starterを実行してエラーが起きないかを確認して修正を行っていく。